Riple with の料金ページには、制作型からサブスク型、継続サポートまで、すべての金額を載せています。
Web制作の料金は、「お問い合わせください」と書かれていることが多い分野です。だから最初に、なぜ料金をすべて出しているのかを書いておこうと思いました。
理由は3つあります。
- 相談する側の壁を下げたいこと
- 比較したうえで選んでほしいこと
- 対等な関係から始めたいこと
順番に書いていきます。
「見積もりを取らないと分からない」が、相談の壁になっている
ホームページを作りたい、作り直したいと思ったとき、まず金額の見当をつけたくなるものです。予算の中に収まるのか、来年に回すべきか。最初に知りたいのは、たいていそこです。
ところが、相場が分からないまま制作会社のサイトを開くと、こんな気持ちになりやすいのではないでしょうか。
- いくらかかるのか、見当がつかない
- 金額を知るために名前と連絡先を渡し、営業の話を聞く時間を取るのが重い
- 聞くだけ聞いて断るのは、気が引ける
- 以前に作ったとき、思ったより高くついた。何が含まれていたのかも、よく分からなかった
料金が書かれていないと、金額を知るためには問い合わせるしかありません。その結果、金額を知りたいだけの人が、相談の手前で止まります。
相談していれば合うプランが見つかったかもしれない方が、相談にたどり着く前に離れてしまう。これは、相談する側にも、こちらにも損です。
料金ページで見当をつけてから、相談は「どんなプランが合うか」を話す場に
料金を先に出しておけば、問い合わせる前に「この予算なら、このプランが検討できる」と見当をつけられます。相談は、金額を知るためではなく、自分の事業にどんなプランが合うかを話すための時間になります。
料金を公開しているのは、相談の入口を「金額を聞く場」から「どんなプランが合うかを一緒に考える場」に変えるためです。
初回相談(60分)は無料です。そこで伺うのは、予算よりも先に、事業の状況と、いま困っていることです。金額はページで確認できるので、相談の時間は「その悩みに対して、どんな解決策があるか」に使えます。
比較されることを前提に、料金を出している
料金を公開すれば、他社のサービスと比較することができます。私たちは、その前提で料金を出しています。
比較したうえで、別のところに頼むのが合っていると分かったなら、それはその方にとって良い結果です。逆に、比較したうえで Riple with を選んでもらえたなら、その方は納得して始められます。どちらの場合も、比較する材料が無いまま決めるより、良い判断になります。
相場が分からない状態で「お問い合わせください」だけを見せられるのは、決める側にとって不親切だと考えています。
比較するときは、金額より「何が含まれているか」を見てほしい
比較するときに見てほしいのは、金額そのものより、その金額に何が含まれているかです。同じ「20万円」でも、実際の負担は条件で変わります。
- 公開後の修正が含まれるのか、含まれないのか
- 写真や文章の準備は、どちらがやるのか
- サーバーの手配は、誰がするのか
料金が変わる要因はほかにもありますが、この3つだけでも、同じ金額の中身は大きく変わります。だから料金ページには、金額と一緒に『基本構成に含まれるもの』を書いています。制作型でいえば、要件定義からデザイン、実装、本番公開までの作業一式と、公開後30日間の修正までがその範囲です。
金額を比較するときは、その金額に何が含まれているかまで確かめてください。それが分かって初めて、高いか安いかを判断できます。
料金を公開しても、「安さ」を売りにしているわけではない
料金を公開していると、「安さで勝負しているのですか」と思われるかもしれません。実際には、サブスク型でもほかのサービスでも、Riple with より安いところもあります。料金を見て「安い」と感じる方は、むしろ少ないかもしれません。
料金は、次の2つの境界線で設定しています。
- 小規模な事業者の方でも、手が届く価格であること
- 安くしすぎて、Riple with の事業が続かなくなる水準にしないこと
続けられる価格でなければ、公開後も一緒に取り組むことができません。手が届く価格と、続けられる価格の間に、料金を置いています。
サービスの内容は、成果につながりやすいと考えるものを揃えています。金額によって内容を変えることはなく、同じメニューであれば手順も同じです。
「〜円から」の幅は、ページ数と作り込みで決まる
料金ページを見ると、多くのメニューに「〜」が付いています。たとえばホームページ制作(10ページまで)は、20万円から(税込22万円から)です。この「から」が何を意味するのかも、書いておきます。
幅が出るのは、次の2つです。
- ページの数:11ページ目からは、1ページごとに2万円(税込2万2,000円)を加えます
- 中身の作り込み:写真や文章をこちらで整える量が多ければ、その分の時間が乗ります
逆に、素材が揃っていて構成も決まっていれば、下限に近い金額で収まります。幅は「増えるかもしれない何か」ではなく、この2つで説明できるものです。
見積もりが確定したら、追加費用は出ない
大事なのは、幅がある部分を、お見積もりの前に一緒に確かめることです。ヒアリングでは、次の3つを整理します。
- 何ページ必要か
- 文章は誰が書くか
- 写真はあるか
ここまで整理すると、お見積もりの金額が固まります。お見積もりが確定したあとに、工程ごとの追加費用が発生することはありません。「〜円から」の幅は、見積もりの前に閉じる、と考えてもらって大丈夫です。
料金ページだけでは決められないこと
逆に言うと、料金ページだけでは分からないこともあります。それは「あなたの事業に、どのプランが合うか」です。
- 10ページのホームページが必要なのか、まず1ページで始めたほうがよいのか
- 制作型で一度に作るのか、サブスク型で続けていくのか
ここは金額の表ではなく、事業の話を聞かないと決められません。料金ページで見当をつけ、相談でプランを決める。その順番を想定して、ページを作っています。
公開したあとの費用も、先にお伝えしています
制作費とは別に、公開後にかかる費用があります。これも料金ページに載せています。
公開後30日間は、表示崩れやフォームの不具合、リンク切れの修正を無償で対応します。そのあとは継続サポートとして、保守標準パッケージ(月額10,000円・税込11,000円)に次の作業が含まれます。
- サーバーとドメインの管理
- SSL証明書とプログラムのセキュリティ更新
- 月1回のバックアップ
- ページが開くか・フォームが届くか・リンク切れがないかの確認
- 軽微な更新(月2件まで)
- 表示の速さ(Core Web Vitals)の月1回の計測と報告
制作費と保守費を並べて出しているのは、「作ったあとに、いくらかかるのか」が見えない状態を作らないためです。だから、その後にかかる金額も同じページに置いています。
税別・税込の数字を、ページと請求でずらさない
金額はすべて税別を基準にし、税込の金額を併記しています。契約書とお見積もりでは、税別・消費税・税込合計の3つを明示します。
ページの数字と請求の数字が食い違わないようにするためです。「ページには税別で書いてあって、請求書を見たら思ったより多かった」という小さな引っかかりも、先に無くしておきたいと考えています。
サブスク型は、初期費用0円・最低契約期間12ヶ月
制作型だけでなく、月額で事業に伴走する「サブスク型」もあります。ホームページを作って終わりではなく、公開後の更新や月次のレポート、月1回のミーティングでの相談まで、月額の中で一緒に進めていく形です。月額19,800円(税込21,780円)から4つのプランがあり、初期費用はどのプランも0円です。
その代わり、最低契約期間は12ヶ月です(プレミアムプランのみ要相談)。1年を区切りにしているのは、公開したホームページが事業の中で働き始め、手応えが見えてくるまでに、それくらいの時間がかかるからです。この期間も、月々の金額と並べて載せています。
13ヶ月目の自動更新と、その前の振り返りの場
起業して3年以内の方向けに、スタータープランを用意しています。契約からの1年間だけ月額を抑えたプランで、内容はスタンダードプランと同じです。13ヶ月目からはスタンダードプラン(月額29,800円・税込32,780円)へ自動更新になります。
更新の前、11〜12ヶ月目には、1年の振り返りと今後のご相談の場を必ず設けます。「1年経ったら急に上がった」という驚きを、後から作りたくないからです。
月額の形で気になるのは、あとから条件が出てくることだと思います。ですから条件は、契約の前に確認できるよう、料金ページに載せています。
- 最低契約期間は12ヶ月
- スタータープランは、13ヶ月目からスタンダードプランへ自動更新
- 11〜12ヶ月目に、振り返りとご相談の場
- サイトの著作権は、36ヶ月の継続で追加費用0円でお客様へ移転(36ヶ月未満の解約は、継続期間に応じた買取価格)。解約時はデータ一式をお引き渡し
「要相談」にしているのは、プレミアムプランだけ
ひとつだけ「要相談」にしているのが、4つ目の個別コミット型(プレミアムプラン)です。内容が案件ごとに大きく変わるため、下限の月額49,800円(税込54,780円)と、契約期間が個別になることだけを載せています。
金額を伏せているのではなく、ひとつの数字に決められないものを「決められない」と書いている、という意味です。
プラン選びに迷ったら
サブスク型は、「まとまった初期費用は出せないが、1年以上かけて公開後も一緒に育てていきたい」という方に向いています。制作型は、いま必要な形を決めて、一度に作りたい方に向いています。
どちらが合うかは、事業の段階によって変わります。サブスク型の4プランについては、料金ページに「プラン選びに迷ったら」という項目を置いて、状況ごとの目安を書きました。最終的なプランは、初回相談で一緒に決めます。
対等な関係は、金額を隠さないところから始まる
Riple with は、お客様と対等なパートナーとして仕事をすることを、価値観の一つにしています。
対等であるためには、情報の差を小さくしておく必要があります。こちらだけが金額の根拠を知っていて、相手は見積書を受け取るまで分からない、という状態は対等ではありません。金額と、その幅の理由を先に出すのは、そのための最初の一歩です。
料金を見て「合わない」と判断されるなら、それで構いません。お互いの時間を使わずに済みます。「この範囲なら相談してみたい」と思ってもらえたなら、そこから一緒に続けていく関係が始まります。
まず料金ページで見当を、次に無料相談でプランを
料金ページは、制作型、サブスク型、継続サポートの3つで構成しています。まず金額を見て、次に「自分の事業ならどれか」を、初回相談で一緒に確かめてください。
最後に、この記事で書いたことをまとめます。
料金を先にすべて出しているのは、相談の入口を「金額を聞く場」から「どんなプランが合うかを考える場」に変えるためです。「〜円から」の幅はページ数と作り込みで決まり、お見積もりの確定後に追加費用は出ません。公開後の費用も、サブスク型の条件も、料金ページに載せています。金額を隠さないことが、対等な関係の最初の一歩だと考えています。